のれんは、生地の素材感や色、デザインのバランスが
重要となり、中でも文字は言葉を伝える大切な役割を
持っているので、どのような言葉を入れるのかによっても
大きく印象が変わってきます。
しかし、言葉ばかりに気を取られるのではなく、その言葉を
より効果的にみせるような入れ方も重要になってきます。
文字を入れる時には、大きさや配置がポイントとなります。
全ての文字を同じ大きさにするとなると統一感を出すことも
できますが、大きさに変化をつけることによってバランスもよくなり、
伝えたい言葉を大きくすることで目立ってアピール力も高くなってきます。
また、行間や字の間の空間もポイントとなるので、配置の仕方次第で
全く違ったもののようにも見えることになります。
まずは、もっとも伝えたいことは何なのかに的を絞って
のれん制作をすすめていくといいでしょう。
店舗名をアピールしたいという場合には、他は小さくして
店舗名をより強調させていきます。
また、目玉商品をアピールして集客を高めたいという場合には、
中央に大きくその商品名やイラストを配置します。
のれんに良い生地を使用していたり、店舗の雰囲気を感じ取って
もらいたいという場合には、あえて中央に大きく名入れをするのではなく
端の方に小さく入れてみるというのも時には効果的になってきます。
たくさん入れてしまうということは、お金をかけて名入れをしたとしても
チープに見えてしまったり、素材感や雰囲気を壊してしまうこともあるからです。
このように、一枚ののれんであっても店舗の玄関口でお客さんの目に
入りやすいものでもあり、のれんの雰囲気だけで遠くから見て
気に入って店舗に入ってもらえるチャンスにもなるため、
制作には力を抜くことができません。
美しい配置バランスでアピール力を高めるためにも
じっくりと考えて制作する必要がありますが、
自分で考えるのが難しいと悩んでいるのであれば
業者のデザイナーに委託することもできるので安心です。