京都のれんの3種類の綿生地の歴史

暖簾専門店「京都のれん」が扱う生地の歴史は深く、特に、十番天竺で
使われている天竺素材は古くから利用されてきました。

天竺素材と命名された由来はインドであるとされており、古来のインドの
呼び方が天竺であったことから、輸入した素材にそのような呼び名が
ついたとされています。

 

天竺は、軽量素材で通気性に優れているので、現在でも多くの衣類に
使用されています。

具体的にはTシャツやセーター、寝具のシーツ等です。
また、国内ではポリエステルと一緒に編まれた素材もあり、汗を吸収
することができ、肌触りが良いこと、洗っても比較的短時間で乾き
やすいことが特徴です。

帆布も共に歴史は深く、古代エジプト時代に生まれたとされています。

日本へ伝わったのは江戸時代の末期です。丈夫なので、のれんの他、
跳び箱の最上段に張られている生地・体操マット・テント・まわし・
油絵のキャンバスやカバンや小物などその多くの用途に使われています。

綿のれん

 

3種類ののれんの綿生地の優秀な理由と特徴

 

暖簾専門店「京都のれん」が扱う綿は定番、十番天竺、帆布の3種類があり、
それぞれに特徴を持っています。

定番素材は天然素材の中でも扱いやすく自宅で洗濯でき、アイロンも
可能ですので、のれんを清潔に保つことができます。

 

透け感が少ないので目隠し用に使われることが多く、重厚感があるので
晩秋から冬にかけての使用に適しています。

十番天竺は十番(糸の厚さの単位)の糸でしっかりと織られており、
柔らかいながらも丈夫で長持ちします。

 

のれんの種類

のれんとして重すぎず、きっちりとした印象を与えたい場合に使うのが
おすすめです。

帆布は船の帆にも使われることがあるように、強度が高く、大変しっかり
とした生地です。

 

厚さの基準も11種類あり、好みの厚さを選ぶことができます。

のれんに高級感がでますので、お店や家の顔として玄関に飾るのにも
重宝します。

 

このように生地といってもそれぞれに特徴が大きく違います。

暖簾専門店では、様々な種類ののれんを作ることができるので
一度利用してみてはどうでしょうか。